相続税を計算する方法

相続が起きたとき、発生するかもしれないのが相続税です。
これが実際にかかるのか、いくらかかるのか、これらは自分で計算する形となります。
もし相続税がかかるなら、その金額を計算して税務署に申告します。
そのための計算ですが、どのような方法でやればいいでしょうか?

ここで実際にやるのは簡単な四則演算の繰り返しですから、それぞれの計算自体は手計算や電卓でもできなくはありません。
ただ、扱う数字の種類が多いことと、正確性が大事な申告になることから、現在では計算用のソフトやマシンを使う例がほとんどです。
自分で計算してみたいときも、基本的には計算用のソフトなどを使うといいでしょう。

どんな計算用のソフトが必要なのかというと、これは相続税用のソフトなどは無理に必要ありません。
計算の内容自体は簡単な四則演算ですから、これができる計算ソフトがあれば、ごく身近なものでもOKです。
これを使って相続税を計算していきます。

これの計算の方法ですが、相続税の対象は遺産ですから、これがいくらあるのかをまずまとめてください。
それで遺産の総額がすべてわかったら、これに相続税がかかるのかをまず調べます。
相続税にも基礎控除があり、これを遺産の総額が越えなければ、相続税はなしです。
最低でも3000万円は必ず控除されますから、これ以下の財産しかなければ、そこで相続税の計算は終了となります。

もし3000万円を超える遺産がある場合は、相続税がかかる場合があります。
基礎控除にはもう1つ、法定相続人の人数に応じたものがあり、1人あたり600万円となっていますから、こちらも計算して適用してください。
これでもまだ遺産の総額が0にならなければ、相続税がかかりますから、計算をしていきましょう。

ちなみにその計算ですが、一度法定相続分にしたがって、相続人全員で分割したあと、それぞれの割り当て金額に応じた税率をかけます。
割り当て金額は遺言などがあればそちらを利用しますので遺言書についてもチェックが必要です。
遺言についてのサイトが参考になります。)
その後、全員の相続税額を足して総額を計算し、それを実際の相続金額に応じた割合で分割するという流れで、各個人の税金を計算するという流れです。
仕組みは慣れないとやや複雑に感じますが、それぞれの計算は簡単な四則演算ですから、各段階で必要な計算内容をよく確認し、それを計算ソフトにきちんと入力して実行すれば、必要な相続税額を計算できるでしょう。

このように相続税の計算は、身近な計算ソフトでもできなくはないのですが、この方法で正しい税額を計算するためには、必ず知っておきたいことがあります。
それは、もともとの遺産総額の集計を間違えると、すべての計算が間違いとなることです。
先にご紹介したとおり、相続税の計算の流れは、遺産の総額を集計するところから始まります。
このときの集計を間違えると、基礎控除を使った計算結果も間違いとなりますよね。

遺産の総額が実際より少ない状態で計算していると、本当なら相続税がかかるときでも、それがかからないものと計算される恐れがあります。
計算用のソフトを使うと計算間違いなどは起こらないのですが、入力した数値は正しいのが前提です。
これを使って確実に相続税を計算するためにも、遺産の集計は確実にやることが大事です。
そのためにも計算用のソフトは使えますが、このときに気をつけたいのは、それぞれの遺産の評価額を正確に調べ、入力すること。
入力した数値の集計はこれら計算ソフトの方で正確にやれますから、正確な数値を入力することに集中しましょう。

気をつけたいこととして、たとえば隠し預金などがないかどうか。
故人が普段使っていた銀行口座のほかに、普段は使わない秘密の銀行口座があり、そちらにもまとまったお金が入っているといったケースは、比較的よくあります。
このような口座があるかどうかは、故人の遺品整理をしているとき、通帳をしっかり探すことが大事です。
また、郵便物の中に見慣れない金融機関などからのお知らせがないか、チェックすることも大事ですね。

このような預金類は、見つけられれば遺産の金額を正確に調べられるものの、不動産や株式などは、その存在を知っていても、評価が難しい資産です。
これらが遺産に含まれている場合、それが現金に直すといくらの価値があるのか、慎重に調べてください。
不動産の値段を調べるときなど、専門家へ相談した方がいいケースも多いです。
相続手続きの専門家相続サポートセンターなどに相談するのが良いでしょう。

このようにして故人の遺産のリストと、その評価額を正確に調べていくことも、相続税を正確に計算する方法となります。
ここでも何が遺産に含まれるのか、一般人ではよくわからないことも多いでしょうから、このときは遺産のチェックリストなどを使うのもおすすめです。
これは一部の税理士やその法人などがWEB上で公開しているもので、無料でダウンロードして自由に使えます。
このファイルも相続税の計算で使う表計算ソフトで作られているものもありますから、そこで入力した内容をもとに、そのあとの計算も引き続き可能です。
このように相続税の計算は身近な計算用のソフト等でできますが、遺産の集計などは正確にやることを忘れないでください。