計算ソフトでの相続税への対応

計算ソフトはいろいろな計算に使えるため、シミュレーションでもよく使われますが、相続税の計算にも使えます。
正しく数式を使えば、正確な相続税の計算も十分に可能です。
ただ、この方法を使うためには、知っておきたいことがあります。

それは、相続税用の計算式を正確に作ることです。
これら計算ソフトは汎用ソフトですから、特定の計算に限らず、どんな分野にも使えます。
だからこそ、これらソフトにはあらかじめ、特定の計算式などは入っていません。
そこをユーザーが好きな数式を設定できるのが、これら計算ソフトの大きな利点です。
ですから相続税の計算式を設定できれば、遺産の総額や法定相続人の人数、その法定相続分の割合などを入力するだけで、自動的に相続税の金額が一瞬で計算できることもあります。
ただ、この数式は自分で設定する必要がありますから、計算ソフトを使うとき、最初に数式を組むときこそ慎重かつ丁寧に行ってください。

比較的間違いやすいのが、課税対象の遺産金額を計算したあとです。
これを法定相続人同士で一度分割したものと仮定して、そのあとに相続税の計算をします。
課税対象の金額にすぐ相続税率をかけるのは、法定相続人が1人しかおらず、分割する必要がないときだけです。
これ以外のケースでは、必ず法定相続人それぞれで一度分割の計算をしてください。

そしてこのとき、分割の計算を間違えないよう、数式の設定に注意してください。
ここでやっているのはあくまで相続税の計算のための分割ですから、元になる数字は課税対象の遺産の総額です。
基礎控除を引く前の遺産全額をここで分割しないよう、注意してください。

それぞれの相続人の法定相続分を間違えないことも大事です。
何%の遺産を各人が受け継ぐのか、その規定は指定がありますから、それを確認して間違えないように入力しましょう。
一度設定した割合で計算してみて、それを全部足してみると、元の数字に戻るか確認すると、間違いが出にくくなります。
このように計算ソフトは相続税の計算に非常に便利ですが、数式の設定を確実にできるよう、慎重に対応してください。