相続の種類と相続税の計算

相続は故人の財産を引き継ぐことになりますから、相続人の経済状況や、生前の故人との仲に応じて、相続の判断をされることも多いです。
そのようなことから相続にもいくつかの種類がありますから、相続税を計算するときも、その種類に合わせて適切な計算方法を知っておかないといけません。
その理由は、相続税の計算自体は、最近はPCのソフトですぐに終わることが多いのですが、その計算式はきちんと設定する必要があるからです。
計算は苦手でも問題ないのですが、どのような計算が必要なのか、その全体像はある程度わかっておかないといけません。

相続の種類で特に気をつけたいのは、相続放棄が出たときの場合です。
遺産相続をするかどうかは、各相続人の自由ですから、故人の遺産を受け取りたくない事情があれば、放棄しても問題はありません。
放棄にあたっての理由なども特に問われませんから、実際に相続が放棄されることもあります。
これをした場合、その放棄した相続人に相続税はかかりませんから、計算する必要もなくなります。
ただ、全員が放棄するという例は故人の遺産の多くが借金だった場合などを除いてあまりないことで、実際には相続人のうち何人かが放棄するといった例となるでしょう。

このときの相続税の計算ですが、基礎控除の計算や、課税対象の遺産を一度分割して相続税を計算するときは、放棄はなかったものとして扱います。
たとえば法定相続人が本来4人おり、そのうちの1人が放棄した場合でも、基礎控除はその放棄がなかったときと同じ、5400万円です。
そして遺産の総額から基礎控除を引き、残った課税対象額を相続人同士で分割するときも、この例では4人で分割したものとして、それぞれ相続税の計算をします。

そして最終的に相続税を合計して、実際に財産を相続する相続人同士で按分するときは、放棄した方を除いた3人で按分する形となるのです。
このように相続の種類が変わると、計算方法も変わります。
計算ソフトなど使って計算するときも、その相続の種類に応じて計算式を調整してください。